03、いつの間にか進む顔の筋力の衰えからのたるみ3

■「表情筋」とは 

 

「表情筋」とは顔にある表情を作る約60種類の筋肉の総称をいいます。
たくさんの細かな筋肉が繊細な表情を作り出すのです。

 

代表的なものとしては、眉を上げるための筋肉である「前頭筋」、目を開けたり閉じたりする「眼輪筋」、口角を動かす「頬筋」、口元の表情を作る「口輪筋」、あごのラインに関わる「頤(おとがい)筋」というものがあります。

 

これらの筋肉を働かせて表情を作っていきます。

 

 

■日本人は表情が乏しい 

 

日本人はたくさんある表情筋の20%ぐらいしか使っていないと言われれています。
アメリカ人は60%使っていると言われているので、いかに日本人が表情が乏しいかがわかります。
よく「日本人が笑っているつもりの顔は、外国人からみると笑っているように見えない」と言われますが、笑顔一つとっても表情筋の動きが足りないのです。

 

表情が乏しいことは、いいことではありません。
筋肉は使われないと、衰えていってしまいます。
つまり、表情に乏しい日本人は、表情筋をあまり使えていないため、表情筋が衰え、肌のたるみなどの影響が顔に出やすいということになります。

 

 

■年齢による衰え

 

筋肉は年齢を重ねるにつれ、衰えていきます。

 

その衰え方は、人それぞれペースが違います。
普段から表情が豊かでおしゃべりが好きな人などは、表情筋を使う機会も多いため、衰える速度もゆっくりとなりますが、反対に普段あまり話さず、表情の変化の乏しい人は、筋力が衰えるのが早くなります。

 

表情筋の衰えは、たるみやしわなどで顔にあらわれてきます。
一度衰えてたるんでしまった肌は、なかなか元に戻すことが難しいと言われています。
たるみは、いつの間にか、意識していない間に進んでしまうことが多く、気づいたときには、すっかり実年齢より老けた顔になっていたりすることもあります。

 

 

■日常生活に潜む表情筋を衰えさせる要素

 

さらに、日常生活の中にも表情筋を衰えさせ、さらにたるみを悪化させてしまう要素があります。

 

日頃からパソコンやスマートフォンなどを扱う機会が多く、下を向いて作業をすることが多い人などは、たるみが原因の二重あごなどになりやすいと言われています。
また、OA機器の操作は、まばたきが減ってしまいがちなので、まばたきが減ることで目の周りの筋肉を使う機会が減り、目の下のたるみなどにつながります。

 

このように、普段意識していないと、少しずつ表情筋が衰えていき、いつの間にかたるみとして現れてしまうという結果になってしまうのです。